TIS 大林組が取り組む建設現場のデジタルツインアプリ開発を支援

TISインテックグループのTISは2023年6月13日、大林組が開発に取り組んでいる建築現場の「デジタルツインアプリ」の開発を支援したことを発表した。大林組は同アプリにより、高性能PCや特別なスキルを必要とせずに、容易に建設現場のデジタルツインを構築できるようになることを目指している。

大林組は大学や企業との連携により、デジタルツインアプリの企画・構築を実現した。同アプリの特長としては、各種3次元モデルの登録と統合で、直感的でシンプルな操作を実現したこと、ネットワーク経由のクラウド利用で場所を選ばずに現場を確認できること、安全指摘事項などの共有と保存ができること、などが挙げられる。TISは同アプリ開発において、大林組が東京大学と行った「データ・システム連携基盤」の共同研究をベースに「データ連携基盤の構築」を行ったほか、「多種類のデータ集約・座標変換ロジック」の考案と実装を担当した。

大林組は、建設現場におけるデジタルツインを「誰でも、どこでも、すぐに」構築できる環境として業界のスタンダードとすべく、現場への適用と同アプリの改良を進めている。そして将来的には、同アプリをゼネコン、専門工事会社各社に展開することで建設業界のDXを推進し、生産性の向上と働き方改革の実現に貢献していく方針で、TISも継続的な支援により建築業界のDXに貢献していきたいとしている。

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