障害・難病の人と外注業務をつなぐプラットフォーム企業が3.6億を調達

 障害や難病などを抱えているが働きたいと希望する人と、企業の外注業務とをマッチングするデジタルプラットフォーム「NEXT HERO」を運営するVALT JAPAN(東京都千代田区)は2024年1月9日、三井住友海上キャピタル、BRICKS FUND TOKYO、エムスリー、NOBUNAGAキャピタルビレッジから新たに3.6億円の資金調達を行ったと発表した。これにより、累計調達額は約11億円となった。

 VALT JAPANは、就労困難者特化型DXプラットフォーム「NEXT HERO」事業をはじめ、全国6自治体や大企業と様々な連携事業を展開している。「NEXT HERO」では、全国の就労継続支援事業所のスキル・リソースのデータに基づき、VALT JAPANが民間企業や官公庁・自治体から受注した仕事を最適に分配している。今回の資金調達により、同社は既存事業のさらなる拡大と新たな事業領域への進出に取り組み、市場の需要と同社の描く未来像を体現する「インパクトモデル(循環型)」への進化の加速を目指していく。

 VALT JAPAN は2014年設立のスタートアップ。「仕事を通じて、自分の存在価値を強く実感し続けられる社会をつくる」ことをミッションに掲げ、潜在的な労働人材がビジネスの市場で大活躍できる仕組みを、プラットフォームを通じて実現させることを目指している。これまでに全国47都道府県、総勢1万2000名を超える働く意志を持つ障害者をネットワークしながら、民間企業の外注業務を積極的に受注。累計約400種類、1500案件を超える業務の再委託・マッチングを展開してきた。

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