国内初の女性審査員による日本酒コンクール開催、新市場開拓を狙う

一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会は2023年5月26日、国内初の女性審査員による日本酒コンクール「Japan Women’s SAKE Award~美酒コンクール」の第1回東京大会を開催すると発表した。6月1日より、全国の酒蔵のエントリー受付を開始する。男性消費者のイメージが強い日本酒を女性目線で審査し、初心者にもわかりやすいカテゴリー分けで公開することで、新たな市場開拓を狙う。 

同コンクールの目的は、「日本の伝統文化の継承」「地域経済の活性化」「女性が活躍する社会の実現」の3つ。部門カテゴリーを特定名称ではなく香りや味わいで分け、「スパークリング部門」「フルーティー部門」「ライト&ドライ部門」「リッチ&ウマミ部門」「エイジド部門」「ロウ・アルコール部門」などの、一般消費者にもわかりやすい分類にしていることが大きな特徴だ。 

第1回の2023年東京大会の出品エントリー期間は6月1日~8月31日。審査は9月28日で、表彰式・大試飲会は10月27日に開催される。また、第2回2024年は北陸新幹線福井敦賀延伸を記念した北陸大会、第3回2025年は大阪・関西万博会場内で大阪大会の開催を予定。全国各地で行うことによって、日本酒をベースとした観光活性・地域活性を見据えている。また、単なるコンクールではなく、将来的には日本酒の教育・啓蒙、販売促進、酒蔵ツアー造成・SAKEインバウンド拡大など、各方面での日本文化発展のプラットフォームとなることを目指していく。

ニュース2_0529