飲食店DXサービスのGoals、シリーズAで15.5億円を調達

外食産業の業務改善サービス「HANZO」を展開するGoalsは2022年6月29日、シリーズAラウンドで総額15.5億円の資金調達を実施したと発表した。資金調達により、飲食店の業務をAIで効率化し、食品ロスの削減や人手不足などの課題解決に寄与するクラウドサービスの開発を強化する。

Goalsは2020年10月に飲食店で使用する食材を自動で発注するクラウドサービス「HANZO 自動発注」を開始。雨天時の売上の落ち込みや、直近の売れ行きトレンドなども加味した売上予測を店舗ごとにAIが行い、適切な発注を実現するサービスで、多数の飲食チェーン店で採用されており、1店舗あたり最大12.5時間の発注業務削減に成功している。 

その後、提供する料理ごとに必要な工程や分量を共有できる「HANZO メニュー」、仕込み食材の適正な管理を可能にして過剰な仕込みや欠品を防ぐ「HANZO 仕込み」、売上データ(POS・予約など)を連携しAIが45日先までの売上予測を自動で行う「HANZO 売上予測」などのサービスを開始している。

今回の資金調達はALL STAR SAAS FUNDをリード投資家に8社を引受先として実施。た累計資金調達額は19.6億円となった。調達した資金は、サービスの開発に向けた人材採用に活用し、2年後の2024年中までに現在の約4倍である従業員150名規模への成長を目指す。

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