セイコーエプソン 長野県でバイオマス発電所の建設を計画

セイコーエプソンは2024年2月7日、長野県飯田市で、初の自社発電所となるバイオマス発電所の建設計画を開始したと発表した。2026年度中の稼働開始を予定している。

同発電所の建設は、自社の再生可能エネルギー活用推進とともに、外部からの調達割合を下げることによる社会全体の再エネの活用・普及が目的。FIP制度を活用し、発電した電力は市場へ販売され、発電によって生み出された環境価値をエプソンが使用する。また、災害など有事の際には地域施設への電力供給を行うことを想定している。発電所の燃料には南信州エリアの未利用材やバーク材、キノコ培地を使用し、さらにエプソンの社内から排出する木製パレットも活用予定。将来的には発電時に発生する二酸化炭素の固定化・活用に向けた技術開発を行うなど、資源循環型の発電所を目指す。

エプソンは、「環境ビジョン2050」において、「カーボンマイナス」および「地下資源消費ゼロ」を目指している。再生可能エネルギーの活用を脱炭素の達成目標に向けた重要なテーマとして位置づけており、2023年12月にはエプソングループ全世界の拠点における全ての使用電力を再生可能エネルギーへ転換した。

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