東大発衛星情報ベンチャーLocationMind、シリーズAで11.6億円調達
東大発ベンチャーのLocationMind(東京都千代田区)は2022年9月9日、みやこキャピタル等を引受先とするシリーズA資金調達ラウンドにより総額11.6億円の資金調達を完了したと発表した。同社は位置情報AI・衛星インテリジェンスの事業拡大に向けて、物流や宇宙分野への積極投資を図る。
LocationMindは日本の位置情報研究の先駆者である柴崎研究室(東京大学空間情報科学センター・柴崎亮介教授)の技術を社会実装するために2019年に創業。位置ビッグデータ・IoT機器を用いた位置情報分析、人流・物流の予測や最適化などの応用的分析、測位衛星システムを用いた次世代セキュリティサービスを提供する。今回の資金調達を含めた創業からの累計資金調達額は、総額15.6億円。
シリーズAの資金をもとに、トラックの位置情報の分析・可視化による物流ソリューション開発や、準天頂衛星システム「みちびき」に搭載される同社開発の信号認証技術を活用したソリューション開発、IoT機器を活用した人流分析ツールの事業化などを進めていく。
LocationMindの投資領域