象印マホービン 炊飯試験時のごはんを原料にしたクラフトビールを商品化

象印マホービンは2023年6月20日、持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミーの実現を目指し、同社が炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんを原料にして作ったクラフトビール「ハレと穂」を商品化すると発表した。

「ハレと穂」は、「一滴への想い、一粒への想い」をコンセプトに、ごはんを最後まで大切にしたいという同社の想いから生まれたサステナブルなビール。「ハレの日の乾杯シーンで楽しんでもらいたいビール」「ごはんから作られたビール」であることから、「ハレと穂」と名付けた。6月21日より、同社が運営する「象印食堂(大阪本店、東京店)」での提供、および伊勢角屋オンラインストア、イオンリカーの各店舗(四谷店、日吉店、蒲田店)で販売する。

象印マホービンは2021年に、炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんを原料に発酵アルコール(エタノール)を精製した天然由来成分99%の「ごはんで作った除菌ウエットティッシュ」を商品化している。さらなるごはんのアップサイクルの可能性を模索する中、同年、フードロスに取り組むシンガポール発のスタートアップ企業CRUST JAPANがビールへのアップサイクルを提案。その後、CRUST JAPANを介して二軒茶屋餅角屋本店(伊勢角屋麦酒)を紹介され、同ビールの開発に至った。

象印クラフトビール