楽天グループ ブロックチェーン技術活用の「Rakuten NFT」来春提供開始

楽天グループは、ブロックチェーン技術を活用した非代替性トークン「NFT」の事業に国内で参入することを決めた。来春にも「Rakuten NFT」の提供を開始する。2021年8月30日に発表した。

「Rakuten NFT」は、スポーツや音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、および販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームを併せ持つサービス。

ユーザーは、IPホルダーが「Rakuten NFT」で発行するNFTを購入し、ユーザー同士で取引することができる。また、IPホルダーはブロックチェーンに関する専門的知見がなくても、自身でNFTを発行・流通させることが可能になる。さらに、楽天が運営する他のサービスにおいて、ユーザーが商品の購入や使用条件を満たすとNFTを景品として獲得できるようにするなど、様々なサービスと連動したプラットフォームとしても活用できるようになる予定だ。

NFTは、デジタルデータに固有性と希少性を付加できることから、近年スポーツやエンターテインメントなどの分野で注目が高まっている。楽天は、幅広いユーザーがNFTを保有することに価値を感じられるよう、「NFT市場の民主化」を目指す考えだ。