博報堂とOniGO 新マーケティングツール「Q-MEDIA」をリリース
博報堂とクイックコマース領域のスタートアップ・OniGOは2023年4月28日、クイックコマース機能を活用した、販促や市場調査ができる新マーケティングツール「Q-MEDIA」を正式リリースすると発表した。両社は2022年8月に資本業務提携を行い、博報堂が蓄積している様々なマーケティングナレッジやソリューションとOniGOのクイックコマースシステムを掛け合わせた新たなマーケティング事業「Q-MEDIA」を共同開発することを公表。その後、大手食品・飲料メーカー、D2C事業者とPOCを重ね、自然購買者の行動情報をファーストパーティデータとして保有する強みを生かしたマーケティングツール・販促広告メニューを構築し、今回の正式リリースに至った。
Q-MEDIAは、生鮮食品から日用品まで様々な商品を注文から最短10分で届ける専用スマホアプリ、自社で採用している配達員などのスタッフ、商品を実際に喫食・利用したユーザーのインサイトを分析できるヒアリングデータ、どんなものと一緒に購入されやすいのか購買傾向を分析できる併売データ、リアル店舗を活用したサイネージメディアや店頭支援など、OniGOの資産であるオンライン・オフラインのチャネルを活用し、博報堂による統合型データドリブンマーケティングが実現できるマーケティングツール、販促広告メディアとなっている。
アプリ上で新商品サンプルを能動的にカートに入れたユーザーの性別や年齢、買い物の傾向や一緒に買った物など、購買者の購買行動によるデータを取得・分析することで、より精緻な顧客インサイトを取る「能動的サンプリング」手法や、Qコマースの特性である「即時配達」、注文された商品を使ったレシピによる「レシピ売り」など、新商品開発から販促まで特徴を生かしたマーケティングメニューを提案する。また、購買傾向を分析できる併売データとリアル店舗を活用し、サイネージメディアを組み合わせた販促支援など、クライアントの要望に合わせた施策メニューをカスタマイズすることも可能になる。