ユーグレナ マレーシアに「熱帯バイオマス技術研究所」を開設
ユーグレナは2023年5月1日、マレーシアに「熱帯バイオマス技術研究所」を開設したと発表した。藻類をはじめとしたバイオマスの探索および生産技術開発、海外研究戦略の立案等を行う。
ユーグレナはマレーシアにおいて、同国国営石油企業ペトロナスと共にバイオ燃料の商業プラントの建設を検討している。研究所の新設により、マレーシアを含むASEAN圏におけるバイオマス関連の研究開発の推進を目指す。
マレーシアは熱帯気候のため植物が光合成をするのに適した地域であり、生物多様性が高く、豊富なバイオマスを有している。熱帯バイオマス技術研究所では、ユーグレナなどの微細藻類や、その他の藻類や植物などについて、バイオ燃料原料用途のバイオマス生産・利用の最大化・最適化を中心とする研究を実施する。また、既設の藻類エネルギー技術研究所(三重県)の機能の一部を、熱帯バイオマス技術研究所に移管する。
熱帯バイオマス技術研究所が入居する施設の外観