農水省 175件の応募から食かけるプライズ表彰者を発表

農林水産省は、日本各地の食・食文化を深く知ることができる食体験を表彰する「食かけるプライズ2021」について、審査の結果15件を表彰することを決定した。2021年9月30日に発表した。この表彰は、、訪日外国人に日本の多様な食文化を提供し、帰国後の日本食の再体験による日本産食材の輸出拡大につなげることを目的とした取組で、今年で3回目となる。5~7月にかけて候補事例を募集したところ、175件の応募があった。

食かける大賞は、神奈川県の Bento Ya Cookingによる「野菜を使ったお弁当作り体験」に決まった。食かける賞は、栃木県の有形文化財ホテル 飯塚邸(月刊事業構想2020年7月号参照)の「農家で食べる郷土料理とおもてなし体験」、群馬県の前橋観光コンベンション協会による「上毛電気鉄道で巡る発酵食品づくり体験」など10事例に授与される。

応募時点で商品化されていない体験事例を対象としたネクストブレイク賞は、鎌倉BENTO COOKINGの「大豆を豆腐からオカラまで食べ尽くす調理体験」とワントリップ(旧名インテージア)の「発酵食品づくり見学と調理体験」が選ばれた。持続可能性や食の多様性への対応など、社会貢献に資する食体験を対象とした特別賞は北海道のテンザホテル&スカイスパ・札幌セントラルの「廃棄野菜を活用したフードロス削減メニュー提供」、京都府のMATA TABIの「地元木材で作るぐい飲みで日本酒飲み比べ体験」になった。

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