JTB 「観光振興におけるDX推進の取り組みに関するアンケート」を公表

JTBは2023年5月16日、自治体・DMO・観光協会等を対象とした「観光振興におけるDX推進の取り組みに関するアンケート」の結果を公表した。マーケティングオートメーション(MA)や顧客関係管理(CRM)が興味関心のある取り組みの上位を占めた一方、72%がデジタル推進の課題として「費用」と回答した。

調査はJTB Web マガジン会員の自治体・DMO・観光協会等に所属する人を対象に2023年2月に実施、155人から回答を得た。

現在の取り組み項目としては、電子承認などの業務のデジタル化(BPR)が39%と最も高く、次いで来訪者やファン向けのCRMが23%となった。興味関心のある取り組みではMAが47%、CRMが44%、業務管理および営業活動管理(SFA)が40%と上位を占めた。一方、中止した取り組みではアプリ開発が28%と最も高かった。

DX 推進、デジタル推進についての課題としては「費用」が71.6%と最も高く、以下「自組織・人材のITリテラシー」(57.4%)、「時間・人不足」(45.8%)と続いた。JTBは「蓄積したデータによる施策の効果検証、データに基づいた戦略の策定、そして旅行者ニーズにあった情報配信など、地域における観光DX推進の伴走支援が求められている」とコメントしている。

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DXに関する現在および興味関心のある取り組み