東京大学と三井不動産 八重洲でスマートシティ人材育成プログラムを開講

東京大学と三井不動産は2022年6月30日、8月竣工予定の「東京ミッドタウン八重洲」4階に、都心サテライト拠点「東京大学八重洲アカデミックコモンズ(UTokyo Yaesu Academic Commons)」を開設すると発表した。

東京大学八重洲アカデミックコモンズは、東京大学が社会人向け人材育成プログラムのほか幅広い層の受講生を対象とした様々なプログラムを提供していく、新たな教育研究や情報発信の場となる。東京大学と三井不動産が産学協創協定を締結し、2020年から開始した「三井不動産東大ラボ」では、東京大学の知(ナレッジ)と三井不動産が創造してきた場(フィールド)を活用した実践的研究に加えて人材育成にも取り組む方針を掲げており、東京大学八重洲アカデミックコモンズはその取り組みを契機に生まれた。 

まずは2022年10月に、社会人向け人材育成プログラム「スマートシティスクール」の開講を予定している。同講座は、都市・地域のDXを進め、地域が抱える課題解決や新たな価値創造につなげていくスマートシティを推進し、進化させる担い手の育成が目的。都市計画分野の出口敦教授をはじめとする東京大学の関連専門分野の第一線で活躍する講師陣による最新技術や新たなまちづくりの方法に係る講義と討論、先端研究の現場における技術体験、先進事例の現地視察を通じ、スマートシティのエッセンスを集中的に学び、DXの担い手としての考え方や知識を修得するためのカリキュラムを提供する。

東大三菱不動産2207

三井不動産 代表取締役社長 菰田正信氏、東京大学 総長 藤井輝夫氏