大林組と日立ソリューションズ スマートビルに関する合弁会社を設立

大林組と日立ソリューションズは2023年4月5日、スマートビルに関する新たな合弁会社として「株式会社オプライゾン」を設立し、4月1日より営業活動を開始したと発表した。同社は、「建設」「設備」「デジタル」「システム」を融合したスマートビルサービスプロバイダーのリーディングカンパニーとなることを目指している。

オプライゾンはスマートビル向けの共通基盤サービスを中核とした事業展開を行い、スマートビル導入後に不可欠な各種サービスのアップデートや、ネットワーク機器の状態監視などのサービスをサブスクリプション型のクラウドサービスとして提供する。また、同社では最新のITを有する国内外のベンダーのサービスをオープンに採り入れ、スマートビルに関連する利便性の高い多彩なサービスラインナップを用意し、当面は大規模・中規模オフィスビルの新築・リニューアル案件を主なターゲットとして、スマートビル向けの構築・運用サービスを幅広く提案していく。

今後は、工場・学校・病院・商業施設・ホテルなどのオフィス以外の建物用途やその後のスマートシティへの展開も見据えている。また、将来的にはオプライゾンのグローバルなエコシステムの強みを活かし、建設プロセスのデジタル化に伴う新たなサービス(建設テック)の提供も視野に入れ、建設からビルの運用まで、幅広く顧客の課題を対応できる事業に拡大していくことを計画している。

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