サービス産業3月売上高45.6兆円、53か月連続増加 全産業で前年を上回る
総務省統計局が2026年5月25日に発表した「サービス産業動態統計調査」2026年(令和8年)3月分(速報)によると、サービス産業の月間売上高は45兆5,985億円となり、前年同月比4.8%の増加を記録した。これにより53か月連続の増加となった。前月(2月)の前年同月比4.1%からは0.7ポイント上昇している。
出典: 総務省統計局「サービス産業動態統計調査」(画像はタップ、クリックすると拡大します)
産業大分類別では、調査対象の全産業で前年同月を上回った。最も寄与度が大きかったのは「情報通信業」で、売上高は8兆9,227億円・前年同月比6.3%増。48か月連続の増加となり、サービス産業計の伸びに対する寄与度は1.21となった。中分類別ではインターネット附随サービス業が11.3%増、情報サービス業が6.3%増、通信業が6.8%増となっている。
「運輸業,郵便業」は6兆5,320億円・5.8%増で、60か月連続の増加。寄与度は0.83となった。中分類では道路貨物運送業が8.9%増、航空運輸業・郵便業(信書便事業を含む)が7.9%増、鉄道業が6.5%増となった。
「宿泊業,飲食サービス業」は2兆6,962億円・前年同月比6.5%増(寄与度0.38)となり、なかでも宿泊業が8.7%増、持ち帰り・配達飲食サービス業が6.9%増、飲食店が5.6%増と、いずれも前年を上回った。
このほか、「サービス業(他に分類されないもの)」が4兆7,232億円・6.4%増(21か月連続増加、寄与度0.65)、「不動産業,物品賃貸業」が7兆1,938億円・4.0%増(寄与度0.64)、「学術研究,専門・技術サービス業」が5兆3,059億円・4.0%増(寄与度0.47)、「医療,福祉」が5兆8,095億円・3.5%増(寄与度0.45)、「教育,学習支援業」が3,457億円・5.0%増(寄与度0.04)、「生活関連サービス業,娯楽業」が4兆694億円・1.4%増(寄与度0.13)となった。「サービス業(他に分類されないもの)」の中分類では、機械等修理業(別掲を除く)が10.2%増、職業紹介・労働者派遣業が9.1%増と高い伸びを示した。
事業従事者数は3,002万人・前年同月比0.5%増となった。「情報通信業」(218万人、前年同月比2.0%増)、「不動産業,物品賃貸業」(172万人、同1.2%増)など7産業で増加した一方、「サービス業(他に分類されないもの)」(400万人、同0.9%減)と「生活関連サービス業,娯楽業」(210万人、同0.9%減)は減少した。
なお、同調査は2025年1月にサービス産業動向調査と特定サービス産業動態統計調査を統合して創設された基幹統計調査であり、母集団情報の変更、標本事業所の交替及び調整を行っているため、時系列比較には注意を要する。次回(2026年4月分速報)の公表は2026年6月23日に予定されている。