三菱地所 大手不動産では初、宿泊型産後ケアサービスを開始
三菱地所は2023年6月29日、都心宿泊型産後ケアサービスの試験運用を開始すると発表した。睡眠不足や育児不安に悩む母親・家族をサポートし、安心して休める空間やサービス、信頼できる情報を提供する。大手デベロッパーが自社で宿泊型産後ケアサービスを行うのは初めてとしている。
母親が十分な睡眠と休養をとれるよう、産院退院直後から生後4カ月までの乳児とその母親を対象に、運営ホテル等において、助産師などの専門スタッフが常駐して別室でいつでも乳児を預かる宿泊型産後ケアサービスを提供する。授乳や育児の相談にも応じるほか、パートナーへの育児指導も積極的に実施する。
まずロイヤルパークホテル(水天宮前)で医療法人と連携してサービス提供を開始した。今後、各種検証を重ねた後、事業の本格展開を目指す。将来的には都心部を中心にホテル以外のアセットや単独施設の開発も検討する。
このサービスは、三菱地所が2009年より実施している「新事業提案制度」から生まれたもの。第一子誕生後の生活を経験した男性社員 2 名、女性社員 1 名がプロジェクトチームを組成し、「持続可能な産後の生活をデザインする」をコンセプトに提案した。
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