キユーピー 調理ロボットのTechMagicと資本業務提携

キユーピーは2023年6月20日、調理ロボット開発スタートアップのTechMagic(東京都江東区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。両社は2030年を目標にした「未来型食品工場」の早期具現化を目指す。 

TechMagicは2018年設立、大手飲食チェーン店厨房向けの調理ロボットや、セントラルキッチンや食品工場向けの業務ロボット事業を通じて、食産業における人手不足解消と生産性向上を目指している。 

キユーピーとTechMagicは資本業務提携により、食品製造における業務自動化技術の開発に取り組む。従来の食品工場向け業務自動化ソリューションは、人による作業と比較して再現精度が低く、装置が大掛かりで導入費用も高額なため、採用が進んでいない。 

この課題に対して、キユーピーの「製造技術における幅広い知見」、TechMagicの「ハードウェアとソフトウェアを高度に融合した技術」を用いて、食の最先端生産技術の構築に取り組み、「未来型食品工場」(キユーピー版スマートファクトリー)の実現を目指すという。 

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資本業務提携契約の骨子