LocationMind 不動産業界特化の人流分析SaaSサービスを開始

東大発の位置情報AIベンチャー、LocationMind(東京都千代田区)は、不動産・ディベロッパー業界に特化した人流分析SaaSサービス「LocationMind xPop for Real-Estate(ロケーションマインド・エックスポップ・フォー・リアルエステート)」の提供を2023年5月31日より開始した。同サービスにより、対象となる物件前道路の歩行者情報や対象物件が含まれる地域内の滞在者情報など、業務判断に必要な人流情報を簡単に収集・可視化できるようになる。

同サービスは、不動産・ディベロッパー業界で必要とされる人流分析情報の収集と可視化により、業務支援やインサイト提供を行うダッシュボードサービス。主な機能としては、物件を含む地域内の滞在者に関する人流分析を行う「エリア分析機能」と、物件前道路の歩行者に関する人流分析を行う「スポット分析機能」がある。エリア分析機能は日本全国を対象としており、スポット分析機能は現在、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を対象としているが、順次拡大を予定している。

サービス開始に伴い、すでにヒューリック(東京都中央区)が導入し、業務効率化や品質平準化を目指すことを決定している。LocationMindはヒューリックへのサービス提供を皮切りに、不動産・ディベロッパー業界への本格的なサービス展開を行い、同業界の人流データ活用の活性化と業務のDXに寄与していきたいとしている。

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