ヨンデミーが講談社「青い鳥文庫」と協業 出版社との提携は初
子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営するスタートアップのYondemyは2025年11月20日、講談社の児童文庫「青い鳥文庫」との協業が決定したと発表した。Yondemyにとっては出版社との初の提携となり、今後2社は児童書業界において、子どもの声を起点にした本づくりに向けた共同プロジェクトを展開していく。
講談社「青い鳥文庫」との協業では、その第一歩として、ヨンデミーに蓄積された100万件を超える読書感想データやアプリ内リサーチの知見を活用し、企画・編集からプロモーションに至るまで出版プロセス全体を一貫して支援。まずはモデルとなる作品を設定して、従来困難だった、読者である子どもたちの声を起点にした本づくりを可能にし、新たな児童書出版モデルの形を検証・推進する。
協業に関し、Yondemy代表取締役の笹沼颯太氏は「長い歴史と実績を持ち、日本の児童文庫を代表するレーベルである青い鳥文庫さまとご一緒できることを、心からうれしく思います。今回の協業では、子どもたちの『生の声』をダイレクトに取り入れながら、『読みたい!』を生み出すため、本づくりから届け方までを再設計していきます。ヨンデミーを通して生まれた読書体験や感想データが、子どもたちの次の豊かな読書体験へと繋がっていく。そんな『読む喜びが循環する』仕組みを、青い鳥文庫さんとともに形にしていけることを、とても楽しみにしています」とコメントしている。