良品計画とAirbnbが包括連携 空き家等の有休不動産を宿泊施設に

良品計画とAirbnbは2022年9月13日、遊休不動産の共同プロデュースを目的に包括連携協定を締結したと発表した。全国の空き家や商店街の空き店舗、伝統古民家、地方自治体が所有・管理する住宅等を宿泊施設にリノベーションし、Airbnbの民泊プラットフォーム上で国内外の旅行者に提供する。 

第一弾として北海道清水町の移住体験住宅(旧教員住宅)3軒を、良品計画がインテリアコーディネートおよびリノベーションを実施する。家具に加えて食器、調理器具、家電など無印良品の日用品をセットし、限られた荷物で訪問することができ、地元に暮らすような宿泊体験、移住の検討時間が充実する施設として改修する。

今後は、日本への本格的なインバウンド旅行者増加による観光需要回復に備えて、両社は日本全国の地域資源を活用し、利用価値を高めた遊休不動産の観光コンテンツ化と国内外のユーザーへの発信に取り組んでいく。全国の自治体向けの説明会や、近隣ホストコミュニティ向けセミナーも順次開催予定する方針。

ニュース2清水町移住体験住宅外観1

第一弾としてリノベーションする北海道清水町の移住体験住宅