SkyDrive 空飛ぶクルマ製造でスズキと連携、2024年春稼働へ

SkyDrive(愛知県豊田市)は2023年6月19日、空飛ぶクルマの製造に向けた協力について、スズキと基本合意書を締結したと発表した。スズキグループが静岡県内に保有する工場を活用し、2024年春の製造開始を目指す。 

SkyDriveは2018年7月に設立、豊田市を主拠点に空飛ぶクルマ及び物流ドローンを開発する。空飛ぶクルマでは国内で唯一、有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与。現在3人乗りの機体「SKYDRIVE」を開発中で、2025年に大阪・関西万博での運航開始を目指している。 

スズキとの基本合意書に基づき、SkyDriveは空飛ぶクルマの製造を目的とした100%出資子会社を設立。スズキは製造子会社の人材確保など製造開始に向けた準備を進め、スズキグループの工場内で機体製造を2024年春頃にスタートする考えだ。SkyDriveは自動車の量産で豊富なノウハウを持つスズキをパートナーに、安全で品質の高い機体を安定して製造する体制を構築し、日常の移動に空を活用する社会の実現を目指す。

Skydriveとスズキ

SkyDriveとスズキの調印式の様子