mui Lab スマートホームの通信統一規格「Matter」認証を日本初取得
カーム・テクノロジーのスタートアップ、mui Lab(京都府京都市)は2023年7月6日、同社が提供する、スマートホーム機器を暮らしの中で心地よく使える製品にするソフトウェア「muiプラットフォーム」が、スマートホームの国際的な通信統一規格「Matter」の認証を取得したと発表した。今後、自社・協業企業のMatter製品開発を通じ、人の暮らしやインテリアに溶け込む「カーム・テクノロジー」の実現を加速させていく。
「muiプラットフォーム」は、あらゆるスマートホーム機器を、暮らしの中で心地よく使える製品にすることを目的とした同社独自のプラットフォーム。2022年に「CES Innovation Awards」を受賞し、国際的な注目を集めていた。同プラットフォームにより、mui Labは今回、Apple・Google・Amazonなどのごく少数の大手テクノロジー企業と並び、家電を操作する「コントローラー」カテゴリで日本企業初となるMatter認証を取得した。
同社は、自社製品「muiボード(第2世代)」をMatter対応版として開発・販売することを決定。また、デザインと技術力の両軸を活かし、今後は家電メーカーへのMatter対応家電の開発支援や、住宅・エネルギー業界でのMatter対応コントローラー、ゲートウェイ開発支援など、協業企業のMatter対応製品開発支援も行う。自社製品の販売と開発支援事業は世界にも同時に展開し、京都発のグローバル企業を目指していく。
「muiボード」のイメージ。天然木でできたタッチパネルに触れることでさまざまな家電を操作できる