東京建物、マイファーム 業務提携し体験農園の提供を開始
東京建物とマイファーム(京都市、月刊事業構想2015年6月号参照)は、業務提携したことを2021年8月5日に発表した。千葉県市川市で2021年9月から「体験農園サービス」の提供を始める。
東京建物が運営するBrilliaオーナーズクラブ会員、Brilliaクラブ会員、Brillia Istメンバーズ、東京建物グループ管理マンション居住者、東京建物関連オフィスビルテナント従業員とその家族などを対象としたサービス。対象者は「Brillia×マイファーム市川農園」を、1区画(耕作面積約8平方メートル)あたりサービス利用料月4400円で利用できる。農具の貸出や肥料はサービスに含まれる。季節ごとの種なども用意されており、栽培経験のない初心者でも野菜づくりを始められる。
またこのサービスでは、NTTビジネスソリューションがウエルクリエイトと共同で提供する「地域食品資源環境ソリューション」を導入する。これは食品ロスの問題に取り組むためのしくみだ。具体的には、東京建物が管理運営する大手町タワーと、本社ビル跡地で開催予定のイベントスペース内に「食品残渣発酵分解装置」(フォースターズ)を設置することで、テナント飲食店から発生する売れ残りや食べ残しによる食品廃棄物の資源化(堆肥化)を行う。できた堆肥を市川の農園で使用することで、廃棄物を削減しながら農作物を生産していく。