Jパワーと日本GX 環境配慮行動をクレジット化するアプリ「Cアプリ」β版公開

電源開発(Jパワー)と日本GXグループ(JGX)は2026年10月27日、カーボンクレジットを活用して生活者の脱炭素行動を促すアプリ「C:マイカーボンクレジット獲得アプリ」(Cアプリ)のβ版を共同開発し、リリースしたと発表した。

Cアプリは、企業や自治体、店舗などが生活者に促したい環境配慮行動を「クエスト」として提示するプラットフォーム。クエストの達成者は「ソーシャルクレジット(SC)」を獲得でき、一定量を貯めると環境に配慮した商品・サービスと交換できるほか、JGXが運営する日本カーボンクレジット取引所(JCX)との連携により、J-クレジットとの交換にも利用できる。生活者の行動の成果を環境価値として実感できる仕組みを目指す。

クエストは小さな行動から参加できる設計で、写真申請やレシート撮影、位置情報、QRコードの読み取り、記事・動画の閲覧、クイズ、アンケートなどを組み合わせて設定できる。写真申請はAIによる判定に対応する。クエストを提供する側は、参加数や達成数、達成率、リピート率などのデータを可視化して確認できる。

Jパワーは2026年2月にJGXへ出資し、両社でカーボンクレジットの細分化と社会実装について検討を重ねてきた。今回のアプリは出資から約8カ月でのリリースとなる。今後は大学や自治体、都市型エリアなど複数のフィールドで実証と連携を進めるとともに、企業・自治体と連携してクエストの開発や交換先の拡充を図る方針だ。JGX共同CEOの吉岡賢史氏は「日々の小さなエコアクションをクエストとして楽しみながら積み重ね、その成果をJ-クレジットという環境価値などにつなげる新しい仕組み」とコメント。Jパワーイノベーション推進部長の中嶋嘉昭氏は、短期間でのリリースについて「スタートアップであるJGXの持つ機動力とシステム開発力なしには実現できなかった」と述べている。