音声AIエージェントのZEALS オフライン接客まで行う新事業開始
接客AIエージェントを提供するスタートアップのZEALS(東京都目黒区)は2025年11月18日、音声AIエージェント「Omakase.ai」をロボティクスに統合し、オフライン接客までサポートする新事業「Omakase Robotics(オマカセ・ロボティクス)」を発足したと発表した。開発リードには、スタートアップの起業や技術責任者経験を持つ永尾修一氏が就任し、Omakase.aiを現実世界の接客シーンに展開するための技術・プロダクト開発と社会実装を進めていく。
Omakase.aiは、日本のスタートアップとしては異例の「アメリカ先行ローンチ」を行い、これまでに世界で15,000体以上のAIエージェントを生成してきた音声AIエージェントプロダクト。プロダクト投稿サイトProduct Huntではデイリーランキング世界1位を記録するなど、グローバルで高い評価を得ており、2024年10月からは日本国内でも本格展開を開始した。Omakase Roboticsは、この「Omakase.ai」の音声AIエージェントをロボットへ統合し、店舗などオフライン空間までの接客体験を提供することが可能なプロダクト開発を行う事業。ZEALSは、オンラインとオフラインを横断した新しい顧客体験の実現に取り組むとしている。
開発をリードする永尾修一氏は東京大学卒で、Webメディア系スタートアップ後やFinTechスタートアップを経て、2019年に東南アジアでCredifyを共同創業。CTOとしてFinTechおよびカスタマーサポート向けAIエージェント事業を約5年半にわたり展開し、プロダクト開発から組織構築、資金調達まで幅広く担当してきた。2024年末に退任・帰国後は、日本を拠点にアメリカや中国へ足を運びながら、AIやロボティクスをはじめとする先端技術領域のリサーチとプロダクト開発を行ってきた。