カヤックら3社 協働で渋谷区のデジタル地域通貨事業を受託

カヤック(神奈川県鎌倉市)は2022年8月9日、渋谷区が産業振興と地域コミュニティの活性化などを目指して2022年度から実施する「デジタル地域通貨事業」を受託したことを発表した。同社はジェーシービー、ポケットチェンジと協働してデジタル地域通貨事業の総合プロデュースを担い、渋谷区における消費喚起や地域コミュニティ活性化を目指していく。また、8月10日より店舗・企業・施設などの区内事業者に向けて、加盟店説明会を開催する。 

同事業では、キャッシュレス決済アプリ「ハチペイ」と、コミュニティコインアプリ「まちのコイン(ハチポ)」という2種類の異なる特性をもつデジタル通貨アプリを活用。デザインには、渋谷区観光協会の公式キャラクター「SHIBUYA♡HACHI」を起用した。カヤックは、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で「まちのコイン」が導入され、現在は18地域に導入されているが、決済アプリとの連携は今回が初となる。

キャッシュレス決済アプリ「ハチペイ」は、クレジットカードや銀行ATMからチャージし、円の代わりに支払いでき、ポイント還元やプレミアム付商品券、割引等の様々なインセンティブが得られる。一方、コミュニティコインアプリ「ハチポ」は、換金性がなく、地域活動などでコインを獲得し、お店やイベントでの特別な体験に利用できる。さらに、コインの一部を「ハチペイ」のポイントに交換できたり、「ハチペイ」ポイントがコインに還元されるなど、「ハチペイ」と「ハチポ」の双方を効果的に活用することで、お得さと楽しさの相乗効果を狙う。また、今後は「ハチペイ」と「ハチポ」の利用状況に関わるデータを活用することで、渋谷区が目指すスマートシティの推進にも役立てていく予定だ。

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