協同商事 酒類業界初の国際認証「B Corp」取得、COEDOで世界最高賞も
COEDOクラフトビール醸造所を運営する協同商事(埼玉県川越市)は2026年6月17日、社会や環境に配慮した企業に与えられる国際認証「B Corp」を、日本の酒類業界で初めて取得したと発表した。品質・経営の両面でも高い評価を受けており、今後は持続可能な未来へ向けた取り組みを一層深めていく方針だ。
B Corp認証は、米国の非営利団体B Labが運営する国際認証で、「世界にとって良い企業」を証明するもの。「ガバナンス」「従業員」「コミュニティ」「環境」「顧客」の5分野・約200項目について、エビデンスに基づく厳格な審査を経て授与される。世界100カ国以上で約8000社が取得しているが、審査が極めて厳しく、日本での取得企業はまだ少ない。
同社は2026年に入り、B Corp認証以外にも国内外で大きな評価を得ている。世界最大級のビール審査会「2026 Australian International Beer Award(AIBA)」では、最高評価のトロフィーの一つ「Champion Medium International Brewery」を受賞。22カ国から約2200のエントリーが競う中、出品7品中6品がメダル(金1、銀2、銅3)を獲得し、世界基準の品質と技術力を実証した。さらに中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」にも選定された。AIと熟練職人の知見を融合した新商品開発や製造工程のIoT化、自社栽培による「アグリブルワリー」モデルの推進、輸出比率3割・世界30カ国展開というグローバルな成長性が評価された。
同社は醸造工程で生じる麦芽粕の100%飼料化や、メタン発酵によるエネルギー創出など、資源循環を実装。中期経営計画にはB Corp基準に基づく企業運営を明記し、生活者や地域社会、地球環境を重要なステークホルダーと捉える「ステークホルダー経営」を戦略の核に据えている。