奈良市 「移住×起業」プロジェクトの参加者を全国から募集

奈良市は、地元企業3社の新規事業にチャレンジするプログラム「ならわい」への参加者を全国から募集すると2022年8月1日に発表した。新型コロナの影響で都市部から地方への関心が高まる中で、「奈良市に移住し起業する」という働き方のきっかけを提案する。募集開始に伴い、8月10日(水)、18日(木)、22日(月)にプログラム説明会をオンラインで開催する。

「ならわい」は、参加者が地元企業の新規事業に取り組む中で、奈良で働く・暮らすことに対する不安を払拭し、将来の移住や起業に向けた機会としてもらうことが目的。事務局は、創業支援施設BONCHIを運営する一般社団法人TOMOSU(奈良市)が務める。受け入れ先企業は、奈良晒を製造する岡井麻布商店、大和伝統野菜を中心とした約50種類の野菜をコース料理として提供する「清澄の里 粟」、奈良県内で書店5店舗と学習塾を運営する啓林堂書店の3社を予定している。

参加者は、2022年10月から2023年1月までの約4カ月間、今の住まいに居住しながら、奈良市での活動とオンラインでの活動を併用し、チームでの新規事業に取り組む。プログラム終了後も継続して地域に関わってもらうことを想定しているため、新規事業開発のみならず、地域のプレイヤーとのつながりを作る機会を設けるなどして、奈良市の関係人口創出につなげていく考えだ。

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