SCSK 地域医療DXに向け倉敷中央病院ほかと実証実験を開始

SCSK(東京都江東区)は、倉敷中央病院と、倉敷エリアにおける地域医療連携の効率化に向けた実証実験を2022年4月から開始する。2022年3月30日に発表した。

倉敷中央病院とSCSKは、医療従事者の働き方改革・地域医療の効率化のために、医療現場をDX化する取り組み「Dr2GO(ドクターツーゴー)」プロジェクトを進めている。Dr2GOには、院内業務の効率化と、地域医療の効率化、の2つの機能がある。

今回の実証では、地域医療連携の課題である「高度医療を担う病院への患者集中」の解決を目指す。倉敷中央病院と連携する複数の病院に「Dr2GO」の地域医療連携機能を導入し、倉敷エリアの地域医療DX化に向けた取り組みを行う。

地域医療連携機能では、転院調整時の情報共有・コミュニケーションを効率化する。地域病院間の転院調整をスムーズに行うことで、高度医療を担う病院に患者集中することを避け、すべての地域病院が1つの医療機関のように患者をケアする仕組みを実現する。実証実験は2022年6月までに完了し、7月からは本格運用を予定している。

SCSK