東大発ベンチャーのACCELStars 企業向け睡眠健康度測定サービスを開始

東京大学医学部発スリープテックベンチャー企業のACCELStars(アクセルスターズ、福岡県久留米市)は自社ウェアラブル端末を開発し、2023年5月25日より、企業向け睡眠健康度測定サービス「Sleep Compass (スリープコンパス)」の提供を開始した。同サービスの導入により、社員の睡眠課題を解決し、生産性向上を目指す健康経営の取り組みに活用できる。 

「Sleep Compass」は健康経営・市民健康増進に関心が高い企業・自治体を対象にしており、医療機関を通じ、企業向け健康診断の追加検査として導入できる。端末を8日間装着し、腕の動きのパターンを捉えて睡眠の量・リズム・質や生活習慣を把握する。健康的な睡眠がとれているかを総合的に判定して4段階で評価し、改善が必要な場合は良い睡眠や体内時計の最適化に関する睡眠リテラシーの向上を促すe-ラーニングを提供する。

同サービスでは、すでにブリヂストンなど健康経営に関心の高い大手企業や久留米市、郡山市、熊本県などの自治体が実証実験に参加。また、睡眠不足による業務上の事故を防ぎたい物流会社東運輸グループなどで導入が決まっており、同社は2028年までに100万人の利用を目指している。

ACCELStars0525