JR北海道 「スタートレイン計画」で北海道を活性化へ

JR北海道は、豪華で上質な観光列車を導入する「スタートレイン計画」を始動する。2024年4月17日に発表した。車両・運行体系・サービスなど全く新しい観光列車を運行する。これにより、沿線と共に北海道を活性化する計画だ。

ラグジュアリーさを主眼に置き、北海道を周遊するクルーズトレインとしても運行可能な新たな観光列車として、主に釧網線を走る「赤い星」編成と富良野線を走る「青い星」編成を製作する。車両の改造費は約18億円。運行開始は2026年春からを予定する。車両のエクステリア・インテリアデザインは、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏が担当。同氏はななつぼしin九州などのデザインを手掛け、高い評価を得ているデザイナーだ(月刊事業構想2019年8月号参照)。

JR北海道はこれまで、リゾート列車やSLニセコ号、SL冬の湿原号、富良野・美瑛ノロッコ号、くしろ湿原ノロッコ号など様々な観光列車を運行してきた。しかし、老朽化により既に廃車となったり、今後の継続的な運行が可能な車両が少なくなってきていた。

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