リノベる シンガポール・タイに新法人設立、アジア展開を始動
不動産ストックの流通・利活用を推進するリノベーションプラットフォームを運営するリノベる(東京都港区)は2026年6月8日、アジア展開のハブ機能を担う子会社としてシンガポール法人「RENOVERU GLOBAL PTE. LTD.」を設立し、その関係会社としてタイ法人「RENOVERU (THAILAND) CO., LTD.」を設立したと発表した。あわせて、バンコクで第1号案件となるリノベーション工事に着工した。
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タイは人口がピークを迎え減少に転じるなど、新築コンドミニアム市場が縮小していく構造変化の過渡期にある。バンコク中心地では新築コンドミニアムの価格高騰と専有面積の狭小化が進む一方、中古コンドミニアムは割安で、好立地でゆとりある広さを確保できるポテンシャルを秘めている。ただし、タイの中古市場はリノベーションや流通時の評価基準が未整備で、安心して中古物件を選べる環境が形成されていないという。
リノベるは日本国内で15年にわたり8000戸超のリノベーション実績を重ね、リノベーションによる価値再生の文化と中古マンション市場を切り拓いてきた。このノウハウを活かし、タイ市場でより安心・安全に中古コンドミニアムを流通させる新たなマーケットの創出を目指す。
第1号案件は、在シンガポールの日系投資家と共同で2026年6月に着工した買取再販物件。バンコク中心地のスクンビットエリアに位置する築28年、専有面積166平方メートルの一室で、内装をすべて解体するスケルトンリノベーションを実施し、間取りも現代のライフスタイルに合わせて大きく変更する。完成は10月を予定している。
同社は今後、現地の施工パートナーや不動産パートナー、不動産投資プレーヤー等とのネットワーク構築を推進する。先行するマーケティング調査で現地のリノベーションニーズを確認しており、ワンストップサービスの提供も視野に入れる。また、シンガポールでも現地プレーヤーや施工会社との協業体制構築を進めている。