オリンパス 医療機器分野における初のアクセラレーションプログラムを開始
オリンパスは、同社のイノベーションの歴史を継続するための取り組みの一環として、医療機器・診断・デジタルヘルスのスタートアップ企業を支援する非営利団体MedTech Innovator Asia Pacificの協力のもと、アクセラレーションプログラム「Olympus Asia Pacific Innovation Program」を2022年12月5日より開始した。プログラムを通じ、診療水準を向上させるための次世代の革新的ソリューションを支援することを目指す。
このプログラムは、特に消化器科、呼吸器科、泌尿器科領域のがんや疾患に対する、低侵襲治療や病変の検出・診断・治療の新たな方法の確立に貢献するソリューションを開発しているスタートアップ企業を対象としている。2023年5月から9 月にかけて、対面式やバーチャルでピッチイベントを2回実施する。最優秀賞受賞者には、オリンパスによるメンターシッププログラムと、賞金7万5000米ドルが授与される。
オリンパスのアジアパシフィック地域事業開発リーダーのフェリシア・チャン氏は、「オリンパスとして初めて、医療機器分野におけるアクセラレーションプログラムを開始できることを嬉しく思います。アジアパシフィック地域は、特にデジタルソリューションの分野において革新的なアイデアを持っています。オリンパスは、本プログラムを通じて、医療従事者や患者さんへ具体的な価値を生み出す技術を見つけ、低侵襲治療や病変の検出・診断・治療に貢献する次世代のソリューションを支援していきます」と語っている。