パナ、敷島製パン フードロス削減に向け共同でサービス提供開始
パナソニックは、敷島製パン(Pasco)と共同で、飲食店が抱える困りごとの解決に貢献する食ソリューションの提供を開始した。フードロス削減や働き方改革などを実現するものだ。2022年2月16日に発表した。
パナソニックのマイクロウェーブコンベクションオーブンと、Pascoの焼成後冷凍パンや洋菓子を組み合わせて提供する。これまで、冷凍パンは2時間程度、自然解凍してから焼き、顧客に提供されていたが、自然解凍の工程が不要になる。来客数を予測して事前にパンを解凍する必要がなくなり、廃棄ロスを防ぐとともに、作業時間の短縮と迅速な提供が可能になる。Pascoは、パンから洋菓子までバリエーション豊かな製品を揃えており、飲食店はメニューを簡単に増やすことができる。
ベーカリーやカフェなどの飲食店では、コロナ禍で販売予測が難しいこともあり、フードロスが増える傾向がある。さらに、テイクアウト需要が増えても、人手不足などにより軽食メニューの幅を広げるのが難しいという課題もあった。