対馬市、サラヤなど4者が連携 次世代海業創出プロジェクト研究を発足

対馬市、サラヤ、ブルーオーシャン・イニシアチブ、事業構想大学院大学の4者は2024年5月14日、対馬市域の発展や海洋問題解決を目的にした「対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究」を発足したと発表した。2024年6月の開始に向けて、プロジェクト研究員を募集する。

海の保全は、対馬市域のみならず、気候変動による磯焼けや養殖魚介のへい死、世界的な魚食増加等による水産資源の減少、海洋プラスチック汚染等が生じ、危機的状況にさらされている。そこで今回、4者が連携し、公民共創による新事業創出で海洋問題解決に貢献する次世代海業創出プロジェクト研究を開講。海が抱える危機や、課題の解決に向けて、新たな発想で事業を構想し、あらゆる人とともにイノベーションを起こせる人財育成および新事業の創出を目指していく。
同プロジェクト研究は、サラヤから対馬市へ寄附された企業版ふるさと納税を財源に運営される。研究会の期間は2024年6月〜2025年3月で、全20回。参加対象者は、自社の経営資源や自身の技術を活用して対馬市域をはじめとする海の社会課題解決に寄与する新事業の創出を目指す方や、対馬市域の海業をよりよくしたいという熱い想いを持っている方など。説明会や申込等の詳細はこちらのウェブページを参照。
https://www.mpd.ac.jp/events/tsushima/



左より、サラヤ取締役の代島裕世氏、ブルーオーシャン・イニチアチブ事務局長の廣中龍蔵氏、事業構想大学院大学学長の田中里沙氏、対馬市長の比田勝尚喜氏