揚げ物で出たカスを資源に バイオマス燃料と飼料に分離、SAF原料としても注目
(※本記事は「食品新聞」に2024年11月18日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
天ぷらや米菓など、揚げ物調理で発生する揚げカス。環境関連企業のエコリオ(本社・東京大手町、浦野由紀夫代表取締役)が開発した揚げカス搾り機「エコリオ」は天ぷらなどの揚げカスをプレスすることで、油と搾りカスに分離。搾り油はフライ油やバイオマス燃料に、揚げカスは飼料に活用することで、ゼロエミッション化に貢献するだけでなく、カーボンニュートラル実現に向けた再生エネルギーの原料としても注目されている。
外食店や惣菜店、冷凍食品や米菓工場など、フライ品の調理工程で発生する揚げカスは産業廃棄物として処理されている。揚げカスは未処理のまま置いておくと酸化熱によって自然発火する可能性があり、飲食店や食品工場では水や廃油と混ぜて、専門業者に有償で引き取ってもらうケースも多いという。
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