SkyDrive、物流ドローン等を活用した害獣駆除プロジェクトに参画

SkyDrive(愛知県豊田市、月刊事業構想2021年11月号参照)は2023年1月4日、ダイヤサービス、ロックガレッジ、房総山業、木更津猟友会と連携し、千葉県においてドローンやAIを活用した害獣駆除プロジェクトを開始したと発表した。千葉県の補助事業「先進的デジタル技術活用実証プロジェクト」の一環。

千葉県では高齢化による狩猟者の減少が進む中、イノシシによる農作物被害が拡大している。プロジェクトでは物流ドローン等を活用した猟銃モデルの構築に向けて実証実験を行い、千葉県の害獣駆除の課題解決への貢献を目指す。 

2022年度は、赤外線搭載ドローン自立飛行とAIによるイノシシの自動検知、検知できた場所への大型ドローンによる「くくり罠」「遠隔通報機」の搬送、設置場所のシステムへのマッピングなどを実施。続いて2023年度は、仕留めたイノシシの大型ドローンによる麓への搬送、AIシステムと大型ドローンの連携による自動飛行の実現、害獣DX千葉モデルの確立を目指す。

ドローン運航会社のダイヤサービスがプロジェクトオーナーとドローン運航全体管理を担い、SkyDriveは物流ドローンの機体提供と運航、ロックガレッジはAIシステム開発、房総山業は狩猟現場案内と立ち会い、木更津猟友会が狩猟の専門家派遣を担当する。

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実証実験の模様