政府・冬のDigi⽥甲⼦園 優勝はあいおいニッセイ同和損害保険
政府は2022年3月9日、デジタル田園都市国家構想の実現に向けて、民間企業や団体の優れた取り組みを表彰する「冬のDigi⽥(デジデン)甲⼦園」の受賞者を発表した。優勝(内閣総理大臣賞)にはあいおいニッセイ同和損害保険の「デジタル技術を活用した新たな交通安全対策」が、準優勝にはJR東日本の「北信濃での観光型MaaSによる利便性向上と広域周遊の促進」が選ばれた。
あいおいニッセイ同和損害保険は、福井県でテレマティクス技術によりドライバーの運転データを取得し、危険運転エリアを示す「交通安全マップ」を作成。取得したデータを活用し、事故実績に基づく事後対応ではなく、危険運転エリアに対する先手の対策を行うことで、事故の未然防止を目指している。
JR東日本は、長野県北信濃エリアで観光をスマホひとつで便利に楽しめる観光型MaaS「旅する北信濃」を展開。観光スポット情報の検索や、交通機関・観光施設・飲食店等で利用できる各種電子チケットの購入が可能で、観光の利便性向上と広域周遊促進を目的としている。
冬のDigi田甲子園では、企業や団体など民間分野の幅広い主体を対象として、デジタルの活用により、地域の個別課題を実際に解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や、地域の産業振興につながっている事例を募集。全国から172件の応募があった。
冬のDigi⽥甲⼦園表彰式で、受賞者と記念撮影する岸田総理(首相官邸HPより)