事業構想大開学10周年へ 学位授与式で事業構想修士は466名に

知的な刺激とアイデアが溢れる
多様な価値観が集まる社会人大学院

2012年4月、事業構想大学院大学は、事業構想と構想計画を構築・実践する社会人向け専門職大学院として文部科学大臣の認可を得て開学した。クリエイティビティを重視したカリキュラムで、アイデアの出し方や計画の立て方を体系的に学び、事業構想を研究。２年間の専門職学位課程を経て、事業構想修士（専門職）の学位（Master of Project Design：MPD）を取得できる。既定の単位数の取得に加え、修士論文の代わりに実践を見据えた「事業構想計画書」を提出し、最終審査に合格することが修了要件となる。

開学10周年の節目に、輩出した修了生は466名。社内で新事業を立ち上げ軌道に乗せる人、所属する自治体で新たな政策をつくる人、事業承継した家業を発展させ未来を拓く人、起業して新たなサービスを発信する人など、全国各地で修了生が事業構想に挑戦し、多彩な活躍をみせている。加えて、大学院の付属機関である事業構想研究所は、修士課程の知見と資源を生かしたプログラムを提供する「プロジェクト研究」で一年間の事業構想研究を支援しているが、修了した研究員の人数は1500名を超えた。多様な価値観が集まり、知的な刺激とアイデアが飛び交う本学から、事業構想を通して多くのイノベーションが生まれている。

事業構想大学院大学 仙台 令和4年度入学式（4月4日）の様子。
仙台校第1期生、東英弥理事長を中心に本学教職員、理事・評議員のほか、東北経済産業局 平井淳生局長、東北経済連合会 小林正明専務理事をはじめ東北の経済産業界、教育界を牽引する来賓も参列した。

左／仙台校の新入生代表宣誓を行う杉浦二千翔氏、右／式典後取材を受ける田中里沙学長。当日はテレビ、新聞等の多数メディアも出席した。

事業構想大学院大学 仙台開校
全校で新たに１４１名が入学

開学10周年を迎えた2022年4月、事業構想大学院大学は新たな一歩を踏み出した。東日本高速道路株式会社（ＮＥＸＣＯ東日本）との共同開設となる「事業構想大学院大学 仙台」が開校し、全国で141名の新入学院生を迎えた。

ＪＲ仙台駅直結・ＪＲ仙台イーストゲートビルに位置する新校舎にて挙行した仙台校入学式では、第１期生32名に向けて、田中里沙学長より「すべての段階において、大切なのはアイデア。思わず『いいね』と言われる発想、想像するだけでわくわくするような着想を、仲間、教員とともに考えましょう。本学の幅広い学術資源と豊かなネットワークを活用し、皆さんが大いに活躍されながら、事業構想研究への道を拓くとともに、自身の価値を高めて新たな価値を社会に提案していく存在になることを願っています」と式辞が贈られた。