小田急、ドコモ スマホ活用のXRイベントを新宿で昨年に続き開催

小田急百貨店や新宿中央公園をはじめとした新宿駅周辺に設ける6カ所の体験スポットで、「アート＆空間らくがき」「キャラ」「謎解き」のXRコンテンツをそれぞれ楽しめるというもの。専用アプリ「XRシティ」をダウンロードした体験者自身のスマートフォンを用いる。

「アート＆空間らくがき」の体験スポットでは、デジタルアートの鑑賞や、現実空間にイラストを重ね合わせて描くことができる。また、それらを写真や動画で撮影することや、各種SNSへの共有も可能だ。「キャラ」の体験スポットでは、テレビアニメ作品「銀魂」のキャラクター「坂田銀時」「新八」「神楽」や、ドコモのキャラクター「ポインコ兄弟」が3Dで出現し、タップに合わせてリアクションをする。アプリコンテンツの体験中に表示される広告・クーポン掲載店舗までキャラクターが道案内をする。「謎解き」では、「リアル脱出ゲーム」の生みの親、SCRAPが監修した「AR 謎解き」を楽しむことができる。アプリの利用は無料で、体験は誰でも可能だ。

両社は、2020年11月から、XRによってデジタルと現実世界が融合した新宿の新たなまちづくりプロジェクト「XR シティ SHINJUKU」を実施しており、今回の企画もその一環だ。小田急電鉄は、イベントの実施に必要な新宿駅周辺に所有する施設を提供するほか、新宿を拠点とする企業・団体とのネットワークを活用し、連携を促進する。ドコモは、XRアプリ「XRシティ」を通じたコンテンツの提供により、街の回遊、店舗への送客、購買の支援及び効果検証を担う。

両社は、「XRシティ」を通じたコンテンツを提供することで、ニューノーマル時代での新たな街の魅力を発見するきっかけや、いつものお出かけ先やショッピングがより魅力的になるXRサービスとしての受容性を検証していく考えだ。