コロナ危機下の飲食業 タワマン住民専用レストランに活路
東京・銀座でイタリアンレストランを運営するフェリーチェ(東京都中央区)は、東京都江東区のタワーマンション「プラウドタワー東雲キャナルコート」内に「居住者専用施設内本格レストラン」という形で、ニューノーマルの生活様式に対応したレストラン「AL CANALE(アル・カナーレ)」を開業した。2021年6月17日に発表した。
緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の下、飲食店では依然として厳しい経営状況が続いている。この状況の中、600世帯・約2000名が居住するプラウドタワー東雲キャナルコートの管理組合は、住民の新しい生活様式に対応する飲食サービスを検討した。そして、コロナ禍で2店舗の閉店を余儀なくされ、新しいサービス提供の場を模索中のフェリーチェとの提携に至った。
銀座でも本格イタリアンを提供するフェリーチェが、マンション内に進出し、ランチやディナーを提供する。利用者が居住する場所へ出店するという新しい試みで、コロナ危機を乗り切りつつ新しい展開を目指す。
