三菱商事とunerry スマートシティ事業で資本業務提携

三菱商事と、行動ビッグデータに関するプラットフォームを有するunerryは、三菱商事が推進する都市開発・都市運営事業(スマートシティ)等において、行動データを基にした様々なビジネスを展開することを視野に、資本業務提携を締結した。2021年4月22日に発表した。

Unerryは、位置特定技術「ビーコン」を利用し、人の行動に関するビッグデータを管理するプラットフォーム「Beacon Bank(ビーコンバンク)」を開発・運営している企業。ビッグデータの解析や、既存の様々な事業をIoT
化し、新たなビジネスモデルを構築・提案することなども行なっている。特に、スマートシティやMaaSに向けて、地域や商業施設における人の流れの解析や顧客の特性に合わせた商品・場所のレコメンド等の情報配信に注力している。

三菱商事は現在、日本およびASEANにおいて積極的にスマートシティの展開を進めている。unerryと連携することで、地域における人の流れを解析したデータをもとに、都市内のサービス効果を高めることを訴求していく。

今回の提携で、両社はASEANを中心に海外展開を積極的に進めていく。まずは三菱商事がインドネシアの不動産デベロッパー最大手の1社であるSinar Mas Land(SML)と協業を検討し、ジャカルタ郊外のBumi Serpong Damai地区全体のスマートシティプロジェクト等で、SMLに対して様々な提案を行なっていく考えだ。

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