電力会社3社 19基の風車設置し鹿島港洋上風力発電事業を推進

ウィンド・パワー・グループ、東京ガス、ヴィーナ・エナジー ホールディングスリミテッドの完全子会社である日本風力エネルギー(ヴィーナ・エナジー)の3社は、共同出資するウィンド・パワー・エナジーを通じ、茨城県鹿島港における洋上風力発電事業を推進することを決定した。2021年4月5日に発表した。

エネルギー大消費地の東京に近接する日本屈指の「鹿島臨海工業地帯」で洋上風力発電を開始する。3月29日に茨城県の承認・認定を受け、鹿島港の湾港区域に設定された「再生可能エネルギー源を利活用する区域」に、新たに風車19基を設置し、約7万世帯分の年間総電力消費量に相当する発電容量約16万kWの洋上風力発電所を建設する事業となる。

3社は、事業の推進を通じて、「グリーン成長戦略」の重点分野の一つに位置づけられた洋上風力発電の発展、「経済と環境の好循環」に貢献することで、政府が宣言した「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に貢献していく考えだ。

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