三菱UFJ 日本民間金融機関初、インパクト投資原則へ署名

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の連結子会社である三菱UFJ銀行は、国際金融公社(International Finance Corporation、以下、IFC)が策定しているインパクト投資におけるグローバルな市場基準である「インパクト投資の運用原則」に、日本の民間金融機関として初めて署名した。2021年3月15日に発表した。

「インパクト投資の運用原則」は、インパクト投資市場に規律、透明性及び信頼性をもたらすことを目的として、IFCが他の主要なインパクト投資家とともに2019年4月に導入した枠組み。これに署名した機関は、経済的利益だけでなく、企業が投融資する事業を通じて社会や環境にもたらす変化や効果を示す「インパクト」を精査し、モニタリングすることが定められている。現在までに世界中で100を超える機関が同原則に署名した。

三菱UFJ銀行は、多様なポジティブなインパクトをより包括的に可視化し、サステナビリティ分野におけるMUFGのビジネス機会の発掘とリスト管理の高度化を目的として、この原則に署名したという。

今後は、署名した原則に基づき、その運用状況について外部の第三者機関に検証を委託、結果を継続開示する。それにより、サステナビリティ分野における透明性の更なる向上を図り、2030年の持続可能な開発目標の達成、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、幅広い分野における環境・社会問題解決への貢献を目指していく考えだ。

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