東大発スタートアップARAV 建設現場のDX推進で6300万円を調達

建設現場のDX・自動化を目指す東京大学発スタートアップのARAV(東京都文京区)は、シードラウンドにおいて、第三者割当増資による6300万円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は東京大学共創プラットフォーム開発。

ARAVは、ロボット工学を用いて建機の遠隔操作や自動操縦に取り組み、既存の重機に後付けするプロダクトを開発している。建設現場のDXを促進し、研究・開発・実証実験を通じて収集・解析されたビッグデータを活用することで、建設現場が抱える様々な問題の解決を目指す。

今回調達した資金により、遠隔操作システムのパッケージ化および自動制御システムの開発といった事業投資と、ユーザーの声を聞きながらプロダクトを改善していくことのできるエンジニアや、プロダクトを直販するための営業職の採用といった採用活動を強化していく。遠隔操作は、災害現場や製鉄所などの過酷な環境下での作業への適用、自動制御システムは、シンプルかつ反復を伴う現場の作業に対応する開発に注力し、早期製品化を目指す。

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