G&S AIで認知症/MCIを早期に検知するサービスをローンチ

2021年2月26日、ジョージ・アンド・ショーン(東京都渋谷区、G&S)は、認知症/MCIのスコア予測を行う機能を「Cognivida(コグニヴィーダ)」として本格的に商用サービス化することを発表した。第1弾は、高齢者施設内の見守りサービス「施設360°(シセツサンロクマル)」への機能拡充として提供し、同時に施設360°も本格サービス化を開始する。

G&Sは、見守りタグ「biblle(ビブル)」の開発・販売および、AIを用いた高齢者認知症や、その早期段階である軽度認知障害(MCI)の早期検知などのヘルスケア・サービスを提供している企業。

「Cognivida」は、認知症/MCIの疑いがまだない高齢者に対して、早期段階での気づきを与える機会を創出することが目的のアプリ。G&Sでは、高齢者の位置情報の履歴や睡眠サイクル、家電利用の状況、会話データなどと、約4年間の累計約400名の症例データ、および認知症テスト(MMSE)の結果を活用し、認知症やMCIの高齢者の生活習慣をモデル化した。これをもとに、テストを受けていない高齢者の認知状態を予測する。

初期利用費は設置受信機1台につき9500円で、登録入居者1名につき月額1000円。今後追加する新機能では、追加費用は発生せず、基本料金の中で利用可能にする予定だという。2021年5月末まで無償導入期間を継続する予定だ。

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