インターブランドJ 日本のブランドランキング、1位はトヨタ

インターブランドジャパンは、ブランドの持つ価値を金額換算する独自のブランド価値評価手法を用い、日本発のブランドを対象としたブランド価値ランキング「Best Japan Brands 2021」を発表した。Best Japan Brandは今年で13回目となる。

1位は前年同様トヨタ、2位がホンダ、去年は4位であったソニーが3位となっている。また、FANCL、Rinnai、MORINAGAなどが今年ランキング入りした。

Best Japan Brands 2021にランクインした全100ブランドの対前年成長率はマイナス3.9%となり、2020年秋に発表したグローバルブランド・ランキングBest Global brands 2020が全体で9パーセント成長したことと比較して、対象的な結果となった。また、ランクインした100ブランドのうち、47のブランドが価値を減少させる結果となっている。2021年に初めて全ての自動車ブランドがマイナス成長となるなど、コロナ禍が多くの日本ブランドに影響を及ぼした。その一方で、「パーソナルケア」や「リテール」などいくつかの業種においては、同じカテゴリー内のブランド間で明暗が別れる結果も見受けられた。

ブランド価値の定量化手法は、インターブランドが開発し、ISOにも認定されている。評価対象基準は、日本発のブランドであること、各種財務情報が公表されていること、日本で一般に認知されていることなど。

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