日立建、西尾レントほか 5G活用の建設機械遠隔操縦、実証を開始

2021年2月22日、加藤組、日立建機日本、西尾レントオールは、5Gを活用して3種類の建設機械を遠隔操縦する実証実験を開始することを発表した。実証期間は2月26日から3月5日で、広島市西区太田川放水路河川敷において、5Gを活用し、油圧ショベル、ブルドーザ、土工用振動ローラの3種類の建設機械を使用して、遠隔操縦をする。

1人のオペレータが、工程ごとに異なる複数の建設機械を1台の遠隔操縦席で操縦できる装置を導入する。専用回線ではなく既存の5Gの一般回線を用いた遠隔操縦を実現することも特長となる。

実証実験は、内閣府が2018年度に創設した「官民研究開発投資拡大プログラム」に選定された取り組みの一環として実施している。全体統括は加藤組、ブルドーザへの遠隔操縦ユニットの搭載および土工用振動ローラへの遠隔操縦ユニット「ERCERC」の搭載を西尾レントオール、そして油圧ショベルへの遠隔操縦装置の搭載、AR技術導入と建設機械3機種からの映像伝送システムの構築を日立建機日本が担当する。

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