日本ユニシス、紀陽銀 包括連携協定を締結、地域企業のDXへ

2021年2月15に、日本ユニシスは紀陽銀行と、地域における社会課題解決を目的とした包括連携協定を締結したことを発表した。

連携協定の項目は(1)豊かなまちづくりに向けた地域社会のDX化、(2)顧客の暮らしに寄り添った金融サービスのDX化、(3)さまざまな社会課題の解決や地域社会の活性化への貢献、(4)経営資源最適化に向けたオープン勘定系システム「BankVision」の高度化。

紀陽銀行と日本ユニシス、紀陽情報システムは2017年度、「紀陽IT導入支援コンソーシアム」を結成している。協定に基づきこれを発展させ、銀行顧客の経営課題を把握し、課題解決に向けた知見やノウハウを活用して、伴走型支援を実施する。またオープン勘定系システム「BankVision on Azure」の採用を決定している北國銀行とも共同検討の上、クラウドネイティブの銀行システムを目指した「BankVision」の改善を実施する。営業店改革などの関連業務を含めたシステム全体の開発スピードの向上、生産性向上、経営資源の最適化を検討していく。

今後、両社は協定に基づいた社会課題・解決サービスなどの協議を開始する。協定により、日本ユニシスと紀陽銀行の取り組みを踏まえたDXサービスを通じて、顧客の発展と地域経済の活性化を目指し、SDGs達成につなげていく考えだ。

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