産業革新投資機構 6社のDX関連ベンチャーに出資

産業革新投資機構は、2020年12月8日、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ(JIC VGI)を通じた投資を発表した。JIC VGIは、同社新経営陣の下で初めて設立された認可ファンド。既存産業の枠組みを超えたオープンイノベーションを促進し、日本のイノベーションエコシステムの発展に寄与することなどを目標としている。

今回出資先として発表したのは、iCARE(東京都渋谷区)、アソビュー(東京都渋谷区)、ウフル(東京都港区、月刊事業構想2018年12月号)、Quemix(東京都中央区)、ココン(東京渋谷区、月刊事業構想2017年12月号参照)、モンスター・ラボ(東京都渋谷区)の6社。デジタルトランスフォーメーションを進める企業が中心となっている。

iCareは、従業員の健康管理業務のためのSaaSシステムを提供する企業。アソビューは、観光アクティビティのオンライン予約システムを開発・運営する会社だ。ウフルは、IoT製品・サービスを包括的に支援する開発・運用サービスの企業で、Quemixは量子コンピューティングの研究開発・社会実装を目指し研究開発を進めている。

ココンは、企業向けのサイバーセキュリティ関連サービスや、暗号技術のR&Dコンサルティングサービスを手掛け、モンスター・ラボは業務オペレーションをデジタル化するコンサルティングサービスを国内外で展開する企業だ。

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